Cocos2d-xサンプルのビルド
[最終更新 2018/06/29]
このページでは、Live2D Cubism 3 SDK for Nativeに同梱しているCocos2d-xのサンプルプロジェクトを、Visual Studioでコンパイルするまでのチュートリアルになります。
ダウンロードするもの
・Live2D Cubism 3 SDK for Native
SDK本体です。「公式ダウンロードページ」からダウンロードします。
SDKで利用しているライブラリです。
Cocos2d-xのインストールに使用します。
今回使用する開発環境です。言語はC++を利用します。
インストール作業
1、Visual Studio
統合開発環境をインストールします。
C++がコンパイルできるように設定してください。
また、Visual Studio 2015以降を利用してください。
2、Python2.7
Cocos2d-xのインストールのためにPython2.7をインストールします。
Visual StudioにもPythonはありますが、コマンドプロンプトで動作しないことがあるので個別にインストールします。
3、Cocos2d-x
コマンドプロンプトでCocos2d-xを展開したフォルダに移動したあと、
1 |
python setup.py |
と、入力します。
ビルド
「[ルート]\Samples\Cocos2d-x\cocos2d-x」にCocos2d-xの中身をコピーします。
その後「[ルート]\Samples\Cocos2d-x\Demo\proj.win32」にある「Demo.sln」をVisual Studioで開きます。
問題がなければソリューションウインドウには下のような画像が出ているはずです。
問題がなければソリューションのビルドを行いましょう。
このビルドはCocos2d-xのビルドも含むため、かなり長い時間かかります。
実行
ビルドが無事成功したら、デバッグで実行してみましょう。
このような大きな画面がでてくれば成功です!
ウインドウのサイズを調整する場合には、「AppDelegate.cpp」の24行目の値を変更してください。
24行目をコメントアウトして25行目を有効にする形でも大丈夫です。
もう一度ビルドして実行してみましょう。
このとき「ソリューションのリビルド」ではまた最初のビルドのように時間がかかるため、
「Demoのビルド」を選択してください。
何らかの問題でリビルドしたい時には「プロジェクトのみ>Demoのみリビルド」を選択することで比較的短時間でリビルドが終了します。
designResolutionSizeの生成時の入力サイズを1024,768へ変更すると下にあるようにウインドウサイズが変更されます。
うまくいかない場合
Coco2d-xのフォルダコピーが失敗している
プロジェクトを開いたときに、下のようなダイアログがでたり、ソリューションウインドウが利用不可とでているときは、
Cocos2d-xのフォルダをコピーする位置が間違っている可能性があります。
再度確認してコピーしましょう。